業務効率化にVRを活かすメリット3つと導入事例5選!

アイキャッチ:業務効率化にVRを活かすメリットと具体例

昨今よく聞くVR(バーチャルリアリティ)ですが、ビジネスにはどのように活かす方法があるのでしょうか?

今回は、社内の業務効率化におけるVR(バーチャルリアリティ)の活用方法について解説していきます。

目次

    VR(バーチャルリアリティ)とは

    VR(バーチャルリアリティ)とは

    VRとは「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略称であり、日本語では「人工現実感」や「仮想現実」と訳されます。

    現物や実物ではないものの、ユーザーの五感を刺激しながら本質的には同じような体験を作り出す技術や体系を指します。

    VRでは、コンピューターなどで作り出された映像や音声などを通して、本物のような世界観を体感できます。

    近年では、ゲームやアトラクションなど、人を楽しませるエンターテイメントとして広く使用されるようになってきましたが、実はビジネスの場面でも実用され始めているのです。

    VR(バーチャルリアリティ)を業務効率化に取り入れるメリット

    メリット

    VRをビジネスで活用するメリットとは一体何なのでしょうか?

    今回は社内の業務効率化にフォーカスしてそのメリットを考えていきます。

    場所や時間を問わず利用できる

    VRは、その場で仮想空間を作り出すことができるので、わざわざ場所を移動する必要がありません。

    同じ場所でも、様々な場面やシーンに入り込むことができるのです。

    また研修や訓練などの場合は、受講時間の概念もないので、個人の都合に合わせて受講が可能です。

    場所や時間に縛られることなくフレキシブルに使用ができるので、忙しいビジネスの合間でも、個々人のスケジュールに合わせることが可能です。

    どこからでもアクセスできるという点では、昨今広まってきた在宅勤務との相性も良く、ライフワークバランスにも貢献できるといえるでしょう。

    コストを削減できる

    場所や時間の制約がないということは、様々な金銭的コストや時間コストの削減にも繋がります。

    研修会場のレンタル費用、お客様をご案内するための移動費用など、一見些細な出費ですが、人数や件数が多くなればなるほど無視できない費用になることも。

    VRは、初期の設備投資こそ必要ですが、継続した使用が可能です。

    VRで研修や会議などが開催できるようになると、こういった費用を削減できるといえ、業務効率化にダイレクトに繋がるでしょう。

    よりリアリティを感じられる

    お客様対応や現場研修などを、講習として行う場合も少なくありませんが、資料やビデオのみの説明だと実感がなく、あまり頭に入らないことも。

    VRであれば、実際の緊迫感や危機感までも現実的に感じられるので、よりリアリティを持って研修を受講できるでしょう。

    実際に仮想空間が目の前に広がるので、能動的に研修に取り組むことができます。

    受け身になりがちな研修や講習・訓練も、より効果的に実施できるかもしれません。

    業務効率化へのVR(バーチャルリアリティ)の活用例

    業務効率化へのVR(バーチャルリアリティ)の活用例

    実際に業務効率化を目指すにあたってVRはどんな活用方法があるのでしょうか。

    ビジネスシーンへの活用例を考えてみましょう。

    社員研修・訓練

    社員研修や職業訓練をVRでおこなうことができます。

    販売現場やサービス現場など実際に仕事をおこなう環境をVRとして活用すれば、受講者は座学よりもリアリティを持って受講できます。

    またなかなか起こりえない対応や、工事現場・建設現場などの危険作業場などもVRで再現できます。

    こういったすぐには体験できないようなシーンも未然に経験できるので、従業員の早期のスキルアップにも繋がるでしょう。

    ゲーム感覚で受講できる研修や訓練は、習熟度を高めるだけでなく、受講者の能動的な姿勢を促す効果もあります。

    バーチャル会議

    VRの中で、会議室を設け、そこに集まって会議をおこなう方法です。

    離れた拠点にいる社員を一堂に会すような会議は、なかなか頻繁におこなうことが難しいといえますが、VRの仮想空間に集まることで気軽におこなえます。

    インターネットが繋がる環境であれば誰でも集まることができるので、日本全国・海外の拠点にいても会議に参加が可能です。

    PDFや動画はもちろん、手書きのホワイトボードなども共有できるので、実際に顔を合わせる場合と遜色ないような会議を実施できます。

    社内会議はもちろん、社外会議や商談としての利用も可能でしょう。

    実際に集まるための時間も費用も大幅に削減できるので、拠点を複数に持つ企業やグローバルな企業には向いています。

    不動産業界の内見

    不動産業界では、住宅の内見に多くの時間を使っています。

    借り手となる一般のお客さんだけでなく、管理会社の案内もおこなう必要があり、物理的な移動を伴うので、一日に回れる件数も自ずと限られてしまいます。

    物件をVRで再現すれば、その場を使って効率的に内見案内が可能です。

    写真だけではわからない細かい設備や広さの感覚なども、より現実的に感じとれるでしょう。

    なにより、短い時間で案内ができるので、大幅に時間の削減が可能です。

    VRショッピング

    仮想空間に店舗を設置し、お客さんにはそこで買い物を楽しんでもらうシステムです。

    実際に陳列されている商品を選び、洋服であれば試着も可能です。

    運営側としては店舗を構える際の固定費が大幅に削減できる他、運営人数もリアル店舗より少なくて済みます。

    また在庫を抱えたり、店舗間で調整したりといった費用も必要ありません。

    お客さんは品物を手に取ることはできないものの、自分の体に合わせてみたり、見ながら楽しむウィンドウショッピングを楽しんだりする部分は、リアル店舗と変わらない体験ができます。

    VR(バーチャルリアリティ)を業務効率化に活かした事例

    VR(バーチャルリアリティ)を業務効率化に活かした事例

    VRのビジネスシーンへの導入は、国内外問わず、すでにおこなわれています。

    実際の成功例を通して、自社への活用の仕方についてもぜひ検討してみましょう。

    アメリカ:ウォルマート(小売)

    アメリカの大手スパーマーケットチェーンであるWalmart(ウォルマート)は、従業員研修にVR研修を導入しています。

    アメリカ国内で雇用している100万人以上の従業員に対して、VRヘッドセット「Oculus Gp」を配布し、VRトレーニングをおこないました。

    このトレーニング方法の効果として、従来に比べて以下のような成果が報告されているそうです。

    • トレーニング時間40%削減
    • トレーニング満足度30%向上
    • 70%の従業員が高いパフォーマンスを示す

    ウォルマートU.S.アカデミーのAndy Trainor氏は、大きな成功に繋がったこの研修を今後も広く活用していきたい意志を示しているそうです。

    アメリカ:ケンタッキーフライドチキン(飲食)

    アメリカのケンタッキーフライドチキン(KFC)では、脱出ゲーム風のVRトレーニングコンテンツ「The Hard Way: A Virtual Reality Training Experience」を開発しました。

    創業者であるカーネル・サンダースの肉声ナビゲーションに沿ってフライドチキンの調理を学んでいけるシナリオです。

    ビジュアル的にもシナリオ的にもゲーム要素をふんだんに盛り込んだ内容となっており、研修者のモチベーションも期待できます。

    KFCによると、実際のキッチンでの研修では25分かかるところ、VRを使うことによって10分で完了できるとのこと。

    研修映像はYouTubeで視聴できるほか、Oculus Rift向けに同じコンテンツが一般公開されています。

    フランス:コラス社(建設)

    インフラ企業の世界的大手と言われるフランスのColas(コラス)社では、安全教育訓練にVRを活用しています。

    同社は特に安全対策に力を入れており、予算の50%を割くほどだそうです。

    その一環としての調査の結果、時間的損失を招いた事故のうち60%に、作業経験2年未満の作業員が関わっていることが判明しました。

    この結果を受け、新人研修の強化として、VRによるトレーニングを実施しています。

    仮想空間のバーチャル建設現場にて、様々な訓練シナリオを経験します。

    経験の浅く不慣れな新人作業員はもちろん、これまでの研修に飽き飽きしていたベテラン現場監督からも、楽しいコンテンツ内容が好評とのこと。

    身に付きやすいトレーニングとしてだけでなく、モチベーション高く取り組める楽しいコンテンツとしてもあらゆる立場の社員から評価されているようです。

    日本:㈱リアルエステートジャパン(不動産)

    外国人向けに不動産情報を提供する 株式会社リアルエステートジャパン は、不動産物件のVRコンテンツをサイト上に公開しています。

    対象物件のVRコンテンツと合わせて、連動する間取り図や画像キャプションなどの機能も備えています。

    一般のお客さんの内見案内としてだけでなく、管理会社向けにも公開することで、設備などに関する些細な問い合わせが減り、業務効率化に成功しています。

    そのほかにも以下のような効果が報告されているそうです。

    • Webサイト滞在時間が33%増加
    • Webサイト閲覧ページ数が62%増加
    • VR利用顧客の成約率が6割に
    • 仲介会社からの質問対応が50%減少

    日本:KDDI㈱(通信)

    大手電気通信事業会社であるKDDI株式会社が運営するビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」を、2019年10月にバーチャル空間へ完全再現。

    「KDDI DIGITAL GATE」は、KDDIグループが誇る最先端のテクノロジーを使って、多くの企業の課題解決や新規ビジネスの創出をサポートしています。

    昨今のコロナウイルス感染症の影響も受け、オフィスを仮想空間に再現し、顧客とのコミュニケーションを円滑に進めることに注力しているそうです。

    仮想空間のオフィスでは、施設案内体験ツアーやバーチャル会議、ワークショップ、スクラム開発などをおこなうことができ、顧客の所在地に関わらず、フレキシブルにコミュニケーションを取れる環境を整備しています。

    まとめ:自社の業務を見直してVRを活かしてみよう

    まとめ:自社の業務を見直してVRを活かしてみよう

    VRの活用事例で紹介したように、業種や業界によって、VRの活用方法も大きく異なります。

    また業務効率化としての課題によっても、その活用方法は変わると言えるでしょう。

    大切なことは、VRを利用することではなく、自社の課題を解決すること。

    自社の業務や課題を見直し、どのようにVRを活かすことができるか検討する必要があります。

    テクノロジーとして革新的なのはもちろん、エンターテイメント性も高いVRは、ユーザーとなる従業員が楽しめるコンテンツとしての価値も高いため、積極的に活用を検討したいですね!

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