無料のチャットボット作成ツール5選!選定ポイントや注意点も解説

「チャットボットを無料で作りたい」

「おすすめの無料チャットボット作成ツールが知りたい」

このようなお悩みはありませんか?

結論からお伝えすると、チャットボットを無料で作成することは可能です。中には、プログラミングの知識不要でチャットボットを導入できるツールもあります。

しかし、「複数のツールを比較してから導入を検討したい」と考える方もいるでしょう。

そこで本記事では、以下の内容を紹介します。

  • 無料で使えるチャットボット作成ツール5選
  • 無料チャットボットの選定ポイント
  • 無料チャットボットの注意点

記事の後半では「チャットボット運用を成功させるコツ」も解説しますので、ぜひ最後までご一読ください。

目次

    チャットボットを無料で作る方法とは?

    チャットボットを無料で作る方法は、大きく分けて以下の3つです。

    • APIを使って作成する方法
    • 開発フレームワークを活用する方法
    • チャットボット作成ツールを活用する方法

    それぞれの概要を解説します。

    APIを使って作成する方法

    APIとは、アプリやソフトウェアとプログラムをつなぐインターフェイスのことです。国内でも、FacebookやLINEなどのプラットフォームがチャットボット用のAPIを提供しています。

    チャットボット用のAPIを活用すれば、高度なプログラミング技術はいりません。ほとんどの場合で無料かつスピーディーに導入することが可能です。

    問い合わせ内容に対して任意のメッセージを設定すれば、問い合わせが届いた際に自動応答できるようになります。

    ただし、別なプラットフォームでは運用できませんので、プラットフォームごとに毎回設定する必要があります。

    開発フレームワークを活用する方法

    続いて紹介するのは、開発フレームワークを活用してチャットボットを作る方法です。プログラムの雛形を使うため、ゼロから開発するときと比較して大幅な効率化を図れます。

    しかしいくら雛形を使うとはいえ、プラグラミングに関するある程度の知識は必要です。メリットとしては、プラットフォームをまたいだ運用をおこなえる点が挙げられます。

    チャットボット作成ツールを活用する方法

    多くの方におすすめしたいのが、チャットボット作成ツールを活用する方法です。

    ものにもよりますが、作成ツールを活用すればプログラミングの知識がなくてもチャットボットを導入できます

    無料のものから有料版まで、料金はツールによってさまざまです。

    無料で提供されているツールの中にも、機能性の優れたチャットボットを作れるものは多く存在します

    なお、チャットボットの作り方を詳しく知りたい方は以下の記事もおすすめです。

    「チャットボットの作り方を紹介!導入までの流れや注意点まで徹底解説※1月執筆記事」

    無料で使えるチャットボット作成ツール5選

    ここからは、無料で使えるチャットボット作成ツールを5つ紹介します。

    1. HubSpot
    2. anybot
    3. ChatPlus
    4. hitobo
    5. チャネルトーク

    それぞれの特徴を見ていきましょう。

    1. HubSpot

    出典:Hubspot

    HubSpotは、コーディング不要で簡単にチャットボットを導入できるツールです。目的ごとのテンプレートが豊富に用意されており、初心者でも気軽にチャットボットを作れます。

    有料版にはより高度な機能がついていますが、無料版でもさまざまな機能を利用することが可能です。HubSpotは、「Gmail」や「Office 365 for Windows」などとも標準で連携できます。

    「未経験だけど試しに作ってみたい」と考える人にもおすすめできるチャットボット作成ツールです。

    HubSpotチャットボットの公式サイトを見てみる

    2. anybot

    出典:エボラニ株式会社

    anybotは、UI面で優れたチャットボットを専門的な知識不要で作れるツールです。電話やメール、Facebookなどのオムニチャネルで接客の自動化を実現します。

    データの集計分析や顧客分類機能もついているため、マーケティング強化にも効果的です。

    Webサイト上への公開も、1行のHTMLコードを貼るだけで完了します。さらに、来店予約や決済ができるミニアプリをLINE上に作成することも可能です。

    基本的な機能は、無料版でも利用できます。有料版を使う場合は、別途問い合わせが必要です。

    anybotチャットボットの公式サイトを見てみる

    3. ChatPlus

    出典:チャットプラス株式会社

    チャットプラスは、サポート機能が充実したチャットボットをリーズナブルな金額で利用できるツールです。

    プログラミングの知識がなくても素早く簡単に導入できます。国内での導入実績も豊富で、業界ごとのテンプレートが多く用意されている点も特徴です。

    訪問者管理機能がついており、訪問回数やブラウザの種類などを細かく把握できます。接客の自動化はもちろんのこと、有人対応との併用も可能です。

    なお、無料期間は10日間限定となっています。

    ChatPlusチャットボットの公式サイトを見てみる

    4. hitobo

    出典:アディッシュ株式会社

    hitoboは、表記揺れに対応可能なチャットボットを手軽に導入できるツールです。

    FAQを画面上で入力するかCSVアップロードすればシナリオ設定できるため、いちからシナリオを作る必要がありません。

    自動応答だけでなく、有人チャットとの併用も可能です。hitoboは、「あまり手間をかけなくともスピーディーに導入できるチャットボット」を希望している方におすすめです。

    なお、無料期間は30日間限定となっています。

    hitoboチャットボットの公式サイトを見てみる

    5. チャネルトーク

    出典:株式会社チャネルコーポレーション

    チャネルトークは、WebチャットとLINE公式アカウントを連携して一元管理できるツールです。

    顧客対応中でも社内チャットへすぐに切り替えられます。開発不要でスピーディーに設定でき、企業への導入実績は国内最大規模です。

    チャットボットはシナリオ型で、テンプレートも用意されています。

    無料版に期限はありません。有料版には、顧客情報の閲覧をはじめマーケティングに活用できる機能もついています。

    14日間限定で有料版の全ての機能を試すことが可能です。

    チャネルトークチャットボットの公式サイトを見てみる

    無料チャットボットの選定ポイント

    ここで、無料チャットボットを選定する際のポイントを確認しておきましょう。

    まずは、チャットボット導入の目的を明確にする必要があります。何を解決したいかによって、選ぶべきツールの種類も異なるからです。

    例えば、顧客からの単純な質問に回答するならシナリオ型のチャットボットでも対応できます。

    一方で、より精度の高い対応を期待するなら機械学習ができるAI搭載型のチャットボットがおすすめです。
    また、どのプラットフォーム上で運用できるかも事前に確認しておきましょう。さまざまなツールと連携できるものを選べば、導入後も自社の状況に応じて柔軟な対応がしやすくなります。

    無料のチャットボットは、使用できる期間に制限がないものからお試し期間があるものまでツールによってさまざまです。

    予算感や機能性を確認して、自社に適したツールを選びましょう。

    無料チャットボットの注意点

    無料のチャットボットツールを使う際は、以下の内容に注意が必要です。

    まず、無料期間がいつまでなのかは必ず確認しましょう。利用期限を設けていないツールもありますが、トライアル的な要素で無料版を提供しているツールも多いです。

    「気付いたら自動で有料版へ切り替わっていた」というケースを避けるためにも、自分たちでスケジュールを確認しておくことが大切です。

    無料版は有料版と比較して利用できる機能が制限されてしまう点にも注意が必要です。

    「サポート内容はどうか」「利用できるプラットフォームはどの程度か」など、無料版で提供されている機能を事前に確認しておきましょう

    中には、日本語に対応していないツールも存在します。チャットボット導入後のサポートも重要な要素であるため、日本語に対応したツールを選ぶのがおすすめです。

    チャットボット運用を成功させる4つのコツ

    最後に、チャットボット運用を成功させる4つのコツをお伝えします。

    • チャットボット運用の担当者を決める
    • 定期的にアップデートする
    • 有人対応型のチャットボットを併用する
    • チャットボット導入の効果検証をおこなう

    それでは1つずつ見ていきましょう。

    1. チャットボット運用の担当者を決める

    チャットボット導入時は、社内での運用担当者を必ず決めておきましょう。

    次でお伝えするように、チャットボットは定期的なアップデートが必要です。誰がいつアップデートをおこなうのか、計画的に進めることが大切です。

    2. 定期的にアップデートする

    チャットボットは、一度導入して終わりではありません。顧客満足度を高めるために、ユーザーの反応を見ながらアップデートをおこないましょう

    もし評価の悪い部分があるなら、顧客ニーズを満たせていない可能性が高いです。回答内容を変更したり、誘導ページを新たに設けたりして対策をおこないましょう。

    3. 有人対応型のチャットボットを併用する

    3つ目のポイントは、有人対応のチャットボットを併用することです。もし自動応答だけで解決できないのであれば、有人対応に切り替えることで顧客の離脱を防げます

    作成ツールを選ぶ際は、有人対応ができるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

    4. チャットボット導入の効果検証をおこなう

    チャットボット導入時は、何かしらの目的があったはずです。導入前と導入後を比較して、効果が出ているかを検証しましょう。

    例えば、ユーザーからの質問内容が広く、シナリオ型での対応が難しければAI搭載型にするという選択肢もあります。

    運用担当者を設け、定期的に効果検証がおこなえる体制を構築することが大切です。

    まとめ:無料でチャットボットを作ってみましょう

    今回は、無料で作れるチャットボットについて解説しました。

    チャットボットは業務効率化を実現し、マーケティングにも役立つツールです。ユーザーの問い合わせに24時間365日対応できるため、顧客満足度も高まります。

    無料のツールを使えば、気軽にチャットボット運用を試すことが可能です。

    無料の期間や使える機能はツールによってさまざまですので、事前に詳細を確認してから導入しましょう。

    なお、より高い精度を求めたければ有料版の作成ツールもおすすめです。

    弊社では、ノーコードAIチャットボット「KUZEN」を提供しています。サポート体制も充実しており、あらゆるツールと連携することが可能です。

    少しでも気になる方は、「お問い合わせ」から気軽にご連絡ください。