AIチャットボットには非常に多くの種類があり、すべてを比較検討するのは困難です。
導入を考えているものの、「種類が多すぎて自社に合ったツールがわからない」と困ってしまったことはないでしょうか。
この記事では、カオスマップの分類をもとにおすすめのAIチャットボットを解説します。
数あるAIチャットボットから自社に最適な商品を選び、業務効率改善や成約率アップを目指しましょう。
目次
- 1 チャットボットとは
- 2 AIチャットボットカオスマップとは
- 3 AIチャットボットカオスマップの分類と特徴
- 4 AIチャットボットカオスマップ 各カテゴリーのツール13選紹介
- 4.1 ①KUZEN|自社開発AI
- 4.2 ②PEP|自社開発AI
- 4.3 ③NEC|自社開発AI
- 4.4 ④HiTTO|他社AIのOEM提供
- 4.5 ⑤CB3|他社AIのOEM提供
- 4.6 ⑥hachidori|問い合わせ対応(AI非搭載)
- 4.7 ⑦ChatDealer|問い合わせ対応(AI非搭載)
- 4.8 ⑧qualva|マーケティング支援(AI非搭載)
- 4.9 ⑨Revive|マーケティング支援(AI非搭載)
- 4.10 ⑩BEBOT|インバウンド対応(AI非搭載)
- 4.11 ⑪トリップAIコンシェルジュ|インバウンド対応(AI非搭載)
- 4.12 ⑫ASBOT|業務アプリ(AI非搭載)
- 4.13 ⑬SPALO|業務アプリ(AI非搭載)
- 5 まとめ:AIチャットボットカオスマップを参考に、自社の課題に合わせて選ぼう
チャットボットとは
「チャットボット」とはチャット形式の質疑応答システムです。
Webサイトへのお問い合わせや社内システムのFAQに導入することで、大量の「よくある質問」に対応する手間や時間を削減できます。
チャットボットには、設定された質問にのみ答える「AI非搭載型」と、AI学習で複雑な質問にも答えられるようになる「AI搭載型」があります。
「AIチャットボットとは?使い方と3つのメリットを解説」の記事 で詳しく解説しているので、気になった方はこちらも併せてご覧ください。
AIチャットボットカオスマップとは
「AIチャットボットカオスマップ」は、主要チャットボットが機能別にまとめられているカオスマップです。
AIチャットボットを比較検討する際、こうしたカオスマップが役立ちます。
まずは自社の課題や導入目的を整理し、チャットボットを選ぶ基準を明確にしましょう。
それからAIチャットボットカオスマップの該当する分類を詳しく見ていけば、自社に合ったAIチャットボットを効率よく検討できます。
AIチャットボットカオスマップの分類と特徴
それでは、AIチャットボットカオスマップの分類と特徴を見ていきましょう。
AIチャットボットはどれも似たようなサービスに見えるかもしれませんが、それぞれ機能や得意分野が異なります。
分類①「AI搭載型」or「非AI搭載型」
まずはチャットボットにAIが搭載されているかどうかで大別されます。
■AI搭載型
機械学習によって複雑な質問への回答ができるようになります。
ユーザーデータが集まるほど質問の意図やニーズを汲み取れるようになるため、「問い合わせ数の多い」「マニュアルが複雑」といったサービス向きです。
■非AI搭載型
人間が設定したルールやシナリオの通りにのみ対応します。
質問に紐付けられた回答をするという単純な構造なので、常時一貫した対応が可能です。
分類②搭載しているAIが「自社開発」or「OEM」
AI搭載型のうち、AIを独自に開発している「自社開発」と、他社のAIを使う「OEM」に分けられます。
■自社開発AI
自社でAIを開発できるため、ユーザーの声や最新技術を即座に取り入れやすいです。
公式アカウント運用やマーケティングなど、目的に合わせた最適なAIを独自に開発できるのが強みです。
■他社AIのOEM提供
他社からAIの提供を受けるため、自社開発できる企業よりも開発や改善のスピード感は不利になります。
しかしコールセンターやマーケティングなどの本業を組み合わせることで、特定の分野に特化したAIチャットボットのパッケージを構成できます。
分類③非AI搭載型の中で何に特化しているか
非AI搭載型では、チャットボットの性能自体にあまり差がありません。
そのため、「どの分野に特化しているのか」「サービスは充実しているか」が選定基準になります。
■問い合わせ対応
社内の人事・総務・システム部への質問や、顧客向けの「よくある質問」に対応します。
質問数が多いとシナリオを何通りも用意しなければならないので、複雑な商品には不向きです。
■マーケティング支援
問い合わせ対応に加え、SNS広告と組み合わせたマーケティング支援を軸にしています。
広告からの導入を意識したシナリオ構成にするのがポイントです。
■インバウンド対応
多言語対応のチャットボットで、海外ユーザーの問い合わせに対応をします。
ホテルやレストランなど海外需要のある施設で、問い合わせから予約まで可能です。
■業務アプリ
アプリの登録やパスワード発行、操作方法などをサポートします。
操作がわからないと離脱されるおそれがあるので、特に複雑なツールでは重要です。
AIチャットボットカオスマップ 各カテゴリーのツール13選紹介
それでは、各カテゴリーのおすすめのAIチャットボットを紹介していきます。
事前に自社の課題や導入目的を明確にし、適したAIチャットボットを検討しましょう。
①KUZEN|自社開発AI
「KUZEN」では、コーディングなしで使える「ノーコードAIチャットボット」を提供しています。
プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップなど感覚的な操作でシナリオ作成が可能です。
マーケティングや顧客対応など各用途に合わせたAIチャットボットを用意しているため、自社の課題を効率よく解決できます。
②PEP|自社開発AI
「PEP」は社内業務自動化に特化したAIチャットボットです。
どの社内ツールを使っていても、PEPのフォーマットに当てはめれば簡単にチャットボットを作れます。
専門的で複雑な質問にも、AIの機械学習によって対応可能です。
ドラッグ&ドロップの直感操作で簡単に作成でき、AI学習が優れているためメンテナンスは月に2時間程度で済みます。
③NEC|自社開発AI
「NEC」は社内ツールや顧客問い合わせに特化したAIチャットボットです。
独自のテキスト含意認識技術や音声チャットボット機能により、ユーザーは自然な文章や言葉で問い合わせができます。
2つの文が同じ意味を含むか否かの判定については、米国国立標準技術研究所(NIST)主催のコンテストで第1位を獲得しており、世界トップクラスの精度です。
④HiTTO|他社AIのOEM提供
「HiTTO」は人事や労務といった総務領域のAIに特化しており、主に企業で導入されています。
質問内容を分析して不足する回答を自動で提案してくれるので、運用や改善が楽です。
導入時点で約1,000件の回答を学習済みなので、導入のハードルも高くありません。
⑤CB3|他社AIのOEM提供
「CB3」は社内外の問い合わせを強化します。
総務・営業・製品開発などの異なる分野を横断検索する「マルチコーパス」に対応可能です。
後継シリーズには自動電話オペレーターに特化した「CB4-IVR」や、人事部・労務部専用の「CB4」があります。
⑥hachidori|問い合わせ対応(AI非搭載)
「hachidori」はマーケティングから業務効率化まで多用途で使えるチャットボットツールです。
LINE公式アカウントを活用した新規獲得から顧客維持までトータルでご支援します。
LINE, LINE WORKSのパートナー認定や7,000を超える開発実績があり、信頼性は抜群です。
⑦ChatDealer|問い合わせ対応(AI非搭載)
「ChatDealer」は顧客対応・カスタマーサポートに特化しています。
チャットボットだけでなく有人チャット機能にも対応しているため、社内外の問い合わせを大幅に削減できます。
Excelデータでもチャットボットを作成でき、即日から利用可能です。
⑧qualva|マーケティング支援(AI非搭載)
「qualva」は 新規顧客獲得のために作られた専用のチャットボットです。
個人情報入力率を高めるストーリー作りや広告タグ設定、データ分析までトータルサポートします。
解約防止用のチャットボット「レスキュー」と併用すれば、さらに効果を高められます。
⑨Revive|マーケティング支援(AI非搭載)
「Revive」には、マーケティング特化の「Chat LP」と、サイトから離脱したユーザーを獲得する「Chat Retargeting」の2種類があります。
初期費用やLP制作やシナリオ作成が無料、そして完全成果報酬型なので、リスクゼロで導入可能です。
LPから離脱したユーザーに対し、POPバナー表示のやLINE公式アカウントへの誘導を行うことで、新規顧客を取りこぼさない施策ができます。
⑩BEBOT|インバウンド対応(AI非搭載)
「BEBOT」は インバウンド対応に特化しており、観光地や穴場スポット案内、飲食店予約までをサポートします。
自治体や省庁・災害対応などの信頼性の求められるケースでも活用されています。
有人チャットも対応しているので、緊急時も安心です。
⑪トリップAIコンシェルジュ|インバウンド対応(AI非搭載)
「トリップAIコンシェルジュ」は、多言語に対応した宿泊施設向けのチャットボットです。
ユーザーは電話よりも気軽に問い合わせができ、コミュニケーションが苦手でも安心して予約や質問ができます。
宿泊施設はシーズンごとに混雑が集中するため、チャットボットを活用すればスタッフの負担を軽減可能です。
⑫ASBOT|業務アプリ(AI非搭載)
「ASBOT」では、営業事務・業務アシスタント・総務・人事などのあらゆる分野をサポートします。
例えば外出先でクライアントに提案資料を送りたい場合、資料に加えて営業活動の履歴まで即座に検索できるため、営業事務に依頼する手間や時間を削減できます。
⑬SPALO|業務アプリ(AI非搭載)
「SPALO」は業務効率改善のチャットボットです。
チャットと日報・報告書を連動させれば、チャットの質問に答える形式で漏れなく入力できます。
社内ツールの利用率が低い場合も、チャットボットで誘導すれば簡単入力で使用率を上げられます。
まとめ:AIチャットボットカオスマップを参考に、自社の課題に合わせて選ぼう
この記事では、この記事では、カオスマップの分類をもとにおすすめのAIチャットボットを解説しました。
AIチャットボットには多くの種類があり、すべてを比較検討するのは難しいです。
カオスマップなどを参考にし、自社の課題に合ったものを選びましょう。
弊社では、ノーコードで作成できるAIチャットボット「KUZEN」を提供しています。
導入のご相談を検討されている企業様は「お問い合わせ」からご連絡ください。