こんにちは!LINEマーケティングツール「KUZEN-LINK」編集部です。
本記事では、LINE公式アカウントを複数運用する方法やメリット・デメリットについてご紹介します。
LINE公式アカウントを複数作る方法

LINE公式アカウントは、未認証・認証済みに関わらず複数作ることが可能です。作成可能なLINE公式アカウント数は、1つのLINEビジネスIDにつき最大100アカウントまでとなっています。
■LINE公式アカウントを複数作る方法(3種類)
・PCでLINE公式アカウントを複数作る
・スマホのLINEアプリでアカウントを複数作る
・スマホのLINE公式アカウント管理アプリから複数作る
上記のように、LINE公式アカウントを作る方法は3種類あります。それぞれの手順について説明しましょう。
[PC編]LINE公式アカウントを複数作る手順
PCの場合は、通常のLINE公式アカウントの作り方を繰り返します。LINE公式アカウントの開設には個人用LINEアカウントを使う方法と、ビジネスアカウント(メールアドレスを使う方法)の2種類の方法があります。
重要な点は、PCからLINE公式アカウントを複数作るには、毎回異なるメールアドレスやLINEアカウントが必要になることです。
LINE公式アカウントの作成自体はシンプルで、LINEアカウントを利用する場合は連携させるだけです。ビジネスアカウントの場合でも、会社などのメールアドレス、必要情報やパスワードを入力するだけで複数作成できます。
しかし先に触れた通り、パソコンからLINE公式アカウントを複数作るには、メールアドレスやLINEアカウントも同じ数だけ必要になります。そのため、アカウントを複数作成する手間が膨大になり、現実的ではないのでおすすめできません。
LIENE公式アカウントを複数作成する場合は、パソコンよりもスマホからの方が簡単で手間もかからないためおすすめです。
[スマホ編]LINE公式アカウントを複数作る手順
スマホからLINE公式アカウントを複数作る手順について説明します。
スマホのLINEアプリでアカウントを複数作る
①VOOM→自分のアイコンをタップする
LINEアプリの場合は、画面下に並ぶメニューの中から「VOOM」を選択します。次に、画面右上に表示された自分のアイコンをタップしてください。
②「公式アカウント作成・連携」をタップする
画面が切り替わったら、「公式アカウント作成・連携」をタップします。そして、まだLINE公式アカウントを開設していない場合は「公式アカウントを作成」を、すでに開設している場合は「既存アカウントを連携」をタップしてください。
③「アカウントの作成」をタップしたら複数作成完了
「アカウント名」と「カテゴリー」を選択して、「アカウントの作成」をタップして規約に同意すればLINE公式アカウントの複数作成は完了です。
さらにLINE公式アカウントを増やす場合は、再度「VOOM」から自分のアイコンをタップし、「+」の表示をタップすると複数作成できます。
スマホのLINE公式アカウント管理アプリから複数作る
スマホからは、LINE公式アカウントの管理アプリを使う方がより簡単に複数作成できます。
■LINE公式アカウント管理アプリのダウンロードリンク
・iPhone
https://apps.apple.com/jp/app/line/id1450599059
・Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.linecorp.lineoa&hl=ja
LINE公式アカウント管理アプリをダウンロードしていない場合は、上記URLからインストールしてください。
①「設定(三本線のアイコン)」をタップする
スマホ版のLINE公式アカウント管理アプリを起動したら、ホーム画面左上にある三本線のアイコンで表示された「設定」をタップします。
②「+アカウントを作成」をタップする
次の画面でアカウントリストが表示されますが、その中から「+アカウントを作成」をタップしてください。
③必要情報を入力して「確認」をタップすれば複数作成完了
「アカウント名」、「業種」、「メールアドレス」といった項目をそれぞれ記入し、最後に「確認」をタップすればLINE公式アカウントの複数作成が完了です。
LINE公式アカウントをさらに増やす場合も、「設定」から「+アカウントを作成」の手順を繰り返すだけの作業になります。
LINE公式アカウントを複数運用するメリット・デメリット

LINE公式アカウントを複数運用するメリット・デメリットについてご紹介します。
LINE公式アカウントを複数作るメリット
ブロック率を下げられる
LINE公式アカウントを1つで運用する際は、ブロック率が高まりやすいデメリットがあります。例えば、関東と関西など異なる地域の顧客に対して同じアカウントから情報発信するとミスマッチが起こるからです。関西の顧客にとって関東の情報は重要ではないため、不必要な情報が多いとブロックされてしまいます。
ここで、関東用と関西用のLINE公式アカウントを複数作ることで、それぞれの地域に適した情報発信が可能になります。結果、ブロック率の低下を実現できるのです。
フリープランなら月額料金を節約できる
LINE公式アカウントは、無料のフリープランで1つのアカウントにつき1,000通のメッセージ配信が可能です。1つのアカウントで運用していれば1,000通が限界ですが、LINE公式アカウントを複数作れば、それぞれのアカウントで1,000通のメッセージを配信できます。
つまり、LINE公式アカウントを複数作ることで、情報配信にかかるコストを節約できるということです。
チャット管理がしやすい
1つのアカウントだけで運用していると、友だち登録の増加に従って顧客に対するチャット対応が雑になったり、チャットの内容を見落としてしまうリスクがあります。
この場合、事業、地域、店舗ごとにLINE公式アカウントを複数作ることで、チャット管理がしやすくなります。迅速かつ丁寧な対応ができるため、顧客満足度の向上に繋がる点がメリットです。
LINE公式アカウント複数作るデメリット
有料プランにするとコストが負担になる場合がある
■LINE公式アカウントのプランと料金
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額基本料金 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
配信できるメッセージ数 | 5,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージの料金 | 非対応 | 5円/通 | 最大3円/通 |
LINE公式アカウントのフリープランでは1,000通のメッセージ配信が可能ですが、従量課金制の追加メッセージサービスは非対応のため、1,001通以上は有料プランに移行する必要があります。
また、友だち登録数が増えると、1,000通では不足するケースも考えられるでしょう。例えば友だち登録数が500人になると、1月に配信できるサービスは2回(1,000通=500人×2回)だけになってしまいます。
そして有料プランは15,000通のメッセージ配信が可能ですが、複数運用しているそれぞれのアカウントごとに5,000通で十分な場合は、かえって割高なってしまうケースも考えられます。同じ15,000通でも、1つのアカウントであれば5,000円の費用で済むのに対して、3つのアカウントで運用すると総費用は15,000円です。有料プランに移行する場合は、必要なメッセージ数と所持するLINE公式アカウント数の関係によっては、コスト負担が大きくなる場合があります。
運用管理が煩雑になりやすい
LINE公式アカウントを複数作ると、それぞれのアカウントに担当者を置いて個別に管理することができます。この点はチャット管理においてはメリットになりますが、運用管理が煩雑になりやすいのがデメリットです。
LINE公式アカウントごとに設定や運用を行うことになりますが、それぞれのアカウント担当者を取りまとめるマネージャーも必要になるでしょう。LINE公式アカウントを複数作る場合、運用管理体制の整備もセットで検討しなければなりません。
各アカウントで集客する手間がかかる
LINE公式アカウントを複数作ると、それぞれのアカウントで友だち登録を増やすなど集客の手間が増えてしまいます。顧客に対して個別のニーズにマッチした情報配信ができる反面、集客については窓口が複数になってしまう点がデメリットです。
ツールを使って1つのLINE公式アカウントを運用する方がおすすめ

LINE公式アカウントを複数運用する方法やメリット・デメリットについてご紹介しました。LINE公式アカウントは、1つのLINEビジネスIDにつき最大100アカウントまで作成できます。パソコンからもLINE公式アカウントの複数作成はできますが、作業が煩雑になるため、スマホのLINE公式アカウント管理アプリまたはLINEアプリから行うのがおすすめです。
LINE公式アカウントの複数運用にはブロック率を下げられる、配信コストの節約、チャット管理がしやすいといったメリットがあります。しかし、アカウント数と必要なメッセージ配信数によってはコスト負担が増加するケースがあり、運用管理が難しいデメリットもあります。そのため、LINE公式アカウントはできれば1つにまとめて運用するのがおすすめです。
LINE公式アカウントを自社で複数作成しなくても、1つのアカウントで複数運用のメリットを兼ね備えたツールやサービスがあります。こうしたツールやサービスを活用することで、よりスマートな形でのLINE公式アカウントによる業務効率化が可能になります。