PythonでLINE運用にチャットボットを導入する方法を解説

LINEチャットボットをPythonで作る方法

LINEをビジネスのシーンで活用している企業が増えています。

運用する中でチャットボット機能をもっと有効活用し、ユーザーとのコミュニケーションを活性化させたり、利便性を高めたりしたい企業も多いのではないでしょうか。

自社でLINEチャットボットを実装する方法の一つにPythonによるプログラミングが挙げられます。

今回は、Pythonを使用してLINEチャットボットを制作する手順や方法について詳しく解説します。

目次

    Pythonとは

    Pythonとは

    Pythonとは、プログラミング言語の一つで、シンプルながら汎用性も高い言語と言われています。

    読みやすく書きやすいことに重きを置かれた言語なため、初心者でも比較的習得しやすい言語でもあります。

    AI(人工知能)開発で特に注目を浴びているプログラミング言語であり、その他にもWebアプリケーション制作・デスクトップアプリケーション制作・ビッグデータ解析などに使用されています。

    大規模なWebサービスに使われることも多く、「YouTube」や「Instagram」「Dropbox」な世界的な大手WebサービスでもPythonが使用されています。

    LINEと外部ツールの連携

    LINEと外部ツールの連携

    LINEは、元から様々な機能を持っていますが、外部ツールと連携することで、その性能をさらに広げることが可能です。

    LINE公式アカウントとは

    日常的なライフラインとして多くの人々に使用されているLINEですが、ビジネスにおける使用も注目されています。

    LINE公式アカウントは、企業や団体、個人が運用するビジネスとしてのLINEアカウントです。

    LINEをプラットフォームとして、顧客であるユーザーと以下のようなコミュニケ―ションが可能です。

    • メッセージ配信
    • ユーザーとのチャットや通話
    • ポイントカード機能
    • 充実した情報配信
    • クーポンの配信

    上記のような機能を基本無料で使用ができるため、大小を問わずビジネスにおける活用が広がっています。

    LINE APIで様々なツールを連携

    LINEといえばチャットがメインのように思われますが、開発者にとってとても便利で有益な機能やAPIを幅広く提供しています

    提供しているAPIには主に以下のようなものがあります。

    • LINEログイン:サービス利用にLINEによるログインを導入
    • Messaging API:チャットボットの開発
    • LINEミニアプリ:LINE上で提供できるミニアプリの開発
    • LINE Things:LINEを介したIoT開発
    • LINE CLOVA:AI開発
    • LINE Pay:決済の仕組みをアプリに導入

    これらLINE APIを活用したデモアプリやユースケースを紹介している「LINE API Use Case」のようなサイトもあるので、活用を検討するのであれば参考にするのもよいでしょう。

    Messaging APIとは

    Messaging APIとは、LINE公式アカウントのオプション機能であり、LINEのアカウントを通してユーザーとの双方向コミュニケーションを実現する機能です。

    Messaging APIを利用することにより、特定のユーザーに限定したメッセージの送受信やLINEのトーク画面を使った対話型Botアプリケーションの開発が可能になります。

    また外部ツールの連携や接続も可能です。

    よりフレキシブルでわかりやすいメッセージの送信が実装でき、コミュニケーションの幅も広がるので、ユーザーとしてもさらに使いやすい仕様を実現できます。

    Pythonを使ったLINEチャットボットでできること

    Pythonを使ったLINEチャットボットでできること

    比較的扱いやすいプログラミング言語Pythonと、Messaging APIを活用して、LINE公式アカウント内でチャットボット開発が可能になります。

    一方的な定時メッセージの送信

    日時を指定した一方的なメッセージ送信が可能です。

    いわゆるボットのような形で、ユーザーに定期的にメッセージを送ります。

    本来であれば、管理画面を通してメッセージ1回ごとに設定をおこなう必要がありますが、Pythonで一連の作業をあらかじめ規定しておけば自動でメッセージ送信が可能です。

    エンターテインメントとしてはもちろん、定期業務などのリマインダーとしても活用できそうです。

    LINEを使った勤怠管理

    LINEのメッセージを利用してユーザーの勤怠管理も可能です。

    ユーザーからの「出勤」「退勤」のメッセージを読み込み、時間を含めてエクセルなどの別ファイルに書き込むまでをPythonでプログラムしておけば、手間のない勤怠管理が実装できます。

    勤怠管理は、手書きでおこなうほか、外部ツールを利用することが一般的かと思われますが、Pythonが扱えればLINEを使って勤怠管理システムを実用化できます。

    LINEは従業員にとっても身近なツールでもあるので、利用にあたってもハードルが低く使いやすいといえるでしょう。

    LINEで予約注文受注

    予約受注システムも、外部ツールを使用せずともPythonで実装可能です。

    メニュー選択から時間指定、確認画面送信まで、Pythonによるプログラミングでカスタム可能です。

    予約受注は、サロン系の予約からレストランの予約など幅広いシーンで活用できるでしょう。

    また昨今のコロナウイルス感染症の影響を考慮して、テイクアウトサービスも普及しているので、テイクアウトの事前予約システムとしても利用できます。

    PythonでLINEチャットボットを作る方法

    PythonでLINEチャットボットを作る方法

    それでは実際にLINEチャットボットをPythonで実現するステップについて解説します。

    Massaging APIを登録

    まずは、LINE公式アカウントにおいてPythonでの開発ができるように、Messaging APIへの登録をおこないます。

    LINE Messaging APIは無料で使用が可能です。

    大前提としてLINEの公式アカウントを登録した上で、LINE Develoers内のMessage APIのページより、アカウント作成が可能です。

    LINE Developersは、開発者向けのポータルサイトで、Messaging APIを含めた開発ツールの詳しい説明が記載されているので、あわせて参考にするとよいでしょう。

    ライブラリやフレームワークをインストールしてコーディング

    目的に合わせたプログラミングをPythonでコーディングしていきます。

    LINEチャットボットの作成に使えるライブラリやフレームワークは以下の通りです。

    ■LINE Messaging API SDK
    LINEのチャット開発に際し必要なツールがまとまったパッケージ。チャットボット等、LINEのチャットをカスタマイズ・開発するために基本として必要になります。

    ■Django(ジャンゴ)
    Webアプリケーション開発に使われるPython製のフレームワーク。Webアプリケーション開発に必要な機能が一通りそろっているフルスタックと呼ばれるフレームワークで、データベース管理や認証機構などあらゆる機能を搭載したい場合に重宝します。

    ■Flask(フラスコ)
    Webアプリケーション開発に使われるPython製のフレームワーク。Djangoに比べて必要最低限の機能のみを備えており、使い方を理解しやすいシンプルなフレームワークです。ちょっとしたWebアプリケーションの開発に向いています。

    用途に合わせて外部ツールを活用

    その他必要となる機能を外部ツールを活用しながら実現していきます。

    例えば以下のようなものが挙げられます。

    • Git Hubで一連の動作を自動化
    • Herokuを利用しリモート環境にて常時起動

    開発するLINEチャットボットの用途に合わせて利用します。

    複雑なシステムには高度なプログラミングが必要

    一方的なメッセージ送信などの比較的簡単な機能であれば、自作もそこまで難しくないかもしれませんが、様々な機能を搭載させたいとなると作業も複雑化します。

    プログラミングに対する知識が浅いと、作業負担も大きいといえます。

    最近では、LINEと連携させられる便利な外部ツールが豊富に存在します。

    費用はかかりますが、実装からサポートまでおこなってくれるため、作業量も少なく簡単に望む機能を実現しやすいので、検討しているのも良いでしょう。

    Pythonを使ったLINEチャットボット作成に役立つサイト

    Pythonを使ったLINEチャットボット作成に役立つサイト

    最後に、LINEの機能やPythonによるコーディング、その他便利なツール活用における参考サイトをまとめておきます。

    LINEチャットボットを始め、便利な機能を自作する際にご参考ください。

    LINEについて

    LINE Developersは、開発者向けのポータルサイトです。

    LINEを起点に、よりユーザーが使いやすい便利な機能を搭載させたいときに大変便利です。

    Messaging APIやCLOVA、LINEPayなどを活用するステップや関連情報を参考にできます。

    Messaging APIについての詳細は、LINE Developers内のページで確認できます。

    より充実したユーザーとのコミュニケーションを無料で実現できるので、とても便利です。

    Pythonのライブラリやフレームワークについて

    Pythonには、ベースとして使える豊富なライブラリが存在します

    Pythonの標準ライブラリは、何か制作を考える際にはとても参考になります。

    今回、記事の中で紹介したLINEのチャットボット作成によく使用されるライブラリがFlaskDjangoです。

    どちらのウェブアプリケーションのフレームワークですが、シンプルで手早く簡単な処理を実装できるのがFlask、豊富な機能を搭載させたい場合にはDjango、というように使い分けられています。

    その他のツールについて

    LINEチャットボットの実装に役立つその他のツールについても紹介しておきます。

    Herokuは、クラウドアプリケーションプラットフォームで、自作したアプリを簡単に一般公開できます。

    アプリ制作ではコーディング以外にもサーバー・OS・データベース・プログラム実行に必要な環境などを整えなければなりませんが、これらを一手に担ってくれるPaasと呼ばれるサービスをHerokuは提供しています。

    GitHubは、Gitの仕組みを利用して、世界中の人が自身で作成したプログラミングコードやデザインデータを公開・保存できるWebサービスです。

    その中の、Git Hub Actionsの機能を使うことで、プログラムの定期自動実行などを実装できます。

    まとめ:LINEチャットボットはPythonでの自作も可能

    LINEチャットボットはPythonでの自作も可能

    LINEチャットボットの開発やチャットの開発は難しそうに感じるかもしれませんが、比較的扱いやすいPythonでできるので、意外にハードルは低いかもしれません。

    LINEは、多くのユーザーにとって身近なツールであるため、LINEを起点とした顧客とのコミュニケーションは非常に効果的ともいえます。

    ユーザビリティーの向上としても検討したい事項の一つです。

    株式会社コンシェルジュでは、LINEと連携できる「KUZEN-LINK」というAIチャットボットツールを提供しています。

    KUZEN-LINKを利用することで、ユーザーの行動履歴を基に1対1のマーケティングを実現できます。

    LINEによるAIチャットボットの活用をご検討している方は、お問い合わせよりご相談くださいませ。

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