LINEチャットボットを無料で始めるには?作成方法や注意点を解説

人から企業まで多くのユーザーが活用しているLINEチャットボットは、無料で導入できます。

例えば、人手を介さずに、予約受付の管理やQ&Aの対応をしたい時に活用可能です。

サポートページも充実しているので、手順に従っておこなえば、導入に困ることは少ないでしょう。

無料でどこまでLINEチャットボットを使えるのか、この記事で読めばわかります。

目次

    LINEチャットボットは無料で作れる

    LINEチャットボットは無料で作れる

    LINEチャットボットは、フリープランであれば無料で作成できます。

    一部機能に制限はありますが、LINEチャットボットを簡単に作ることができ、メリットを気軽に感じることができます。

    まずは無料で始めてみて、効果があれば有料版に切り替えていくという方法がおすすめです。

    LINEという幅広い世代が使っているSNSでチャットボットを導入すれば、大きな効果が期待できます。

    LINEチャットボットのメリット

    LINEチャットボットのメリット

    LINEチャットボットのメリットはどのようなものがあるでしょうか。

    例を4つほどあげると、

    • 幅広い世代に対して、アプローチできる
    • 人を介さずに対応できる
    • 24時間365日対応できる
    • サポートが充実している

    のメリットがあるといえます。

    LINEは日本で一番普及しているSNSであり、いつでもどこでも自動で対応できます。

    例えば、LINEを活用して高齢者にアプローチしたい企業の方や、飲食店の営業時間やおすすめの紹介など、Q&Aを常時対応できるようにしたい方などにピッタリといえるでしょう。

    LINEチャットボットをフル活用すると、個人や団体、企業の発信を強力にサポートしてくれます。

    LINEチャットボットの種類3つ

    LINEチャットボットの種類3つ

    LINE公式アカウントにはメッセージ配信やLINEチャットなど、さまざまなコミュニケーション機能があります。

    その中のLINEチャットボットにはいくつか設定があります。

    • 応答メッセージ
    • AI応答メッセージ
    • Messaging APIを利用したチャットボット

    の3つがあります。

    それぞれ解説していきましょう。

    LINEチャットボット①:応答メッセージ

    応答メッセージは、決まったメッセージがあった場合に、事前に設定したメッセージ をユーザーに返す機能です。

    応答メッセージ
    LINE for Business LINE公式アカウントの自動応答とは|AI応答メッセージ(シンプルQ&A)の活用法

    ユーザーから送られたメッセージに含まれる「キーワード」に対して、どのような「内容」を返信するかを設定することができます。

    例えば、ユーザーに挨拶されたら、チャットボットが挨拶を返すという簡単な応答機能です。

    単純な回答ができる機能といえます。

    応答メッセージは、手軽なやり取りなど、何度も同じような メッセージ を返信する場合に有効です。

    LINEチャットボット②:AI応答メッセージ

    AI応答メッセージとは、ユーザーからのメッセージに対して、AIが内容を判断して適切なメッセージを返信する機能です。

    AI応答メッセージは応答メッセージと異なり「キーワード」は設定せず、以下の設定をします。

    • 自分がどんな業種で
    • どんなタイプの質問が来た時に
    • どんなメッセージを返すか

    ユーザーから送られてきたメッセージをAIが解析して、事前に登録したメッセージに適したものをAIが選んでくれるという仕組みです。

    例えば、レストランでLINEチャットをしている際に、営業時間外や接客中の場合は対応が遅れてしまうこともあります。
    そんな時に活用したいのが、メッセージに対して自動で応答するAI応答メッセージです。

    簡単なメッセージはAIが自動で返信してくれますが、複雑なお問い合わせには回答できないため、手動でチャット返信などをする必要があります。

    LINEチャットボット③:Messaging APIを利用したチャットボット

    Messaging APIを使って、LINE上で提供するチャットボットを作成できます。

    他チャットボットやサービスを使用する場合は、こちらを選びます。

    Messaging APIを利用したチャットボット
    LINE Developers Messaging APIの特徴

    作成したチャットボットは、LINEプラットフォームのチャネルに紐づけられます。

    チャネルを作成すると生成されるLINE公式アカウントをボットモードで運用すると、LINE公式アカウントがチャットボットとして動作します。

    LINEと連携するメリットや機能はこちらのサイトをご覧ください。

    出展:LINEと連携できるおすすめチャットボット5選!メリットや機能も紹介

    LINEチャットボットを無料で作る方法

    LINEチャットボットを無料で作る方法

    LINEチャットボットを無料で作る方法を紹介します。ステップとしては

    • 目的・用途を決める
    • LINE公式アカウントを開設する
    • LINE管理画面でチャットボットを作成する
    • サービス利用もしくは自作か選ぶ
    • 導入・運用する

    の5つがあります。それぞれ紹介していきます。

    ステップ1 .目的・用途を決める

    LINEチャットボットを導入する目的から決めていきましょう。

    導入する目的が決まれば、使用するプラットフォームやチャットボットツールなどがおおまかにわかってきます。

    FAQで人の対応する時間を減らすのか、ECサイトでCVRを向上することで売上アップを目指すのかなどです。

    導入する目的が決まれば、プラットフォームは自社サイトで、チャットボットは有償ツールを使うなど方向性が決まってくるでしょう。

    ステップ2. LINE公式アカウントを開設する

    LINEの設定をするところからご紹介します。まずは「LINE for Business」にアクセスし、アカウントを開設します。

    最初は自動的にフリープラン(無料プラン)になっていますが、メッセージを1ヶ月1001通以上送るなら有料プランを使う必要があります。

    フリープランのメッセージ配信は、1000通まで無料で配信できます

    LINE公式アカウントがあれば、店舗・企業でLINEをビジネスに活用でき、リピーター獲得に貢献できます。

    LINE公式アカウントを開設する
    LINE for Business アカウントの開設(無料)

    ステップ3. LINE管理画面でチャットボットを作成する

    LINE管理画面でチャットボットを作成します。

    まずは、チャットボットの種類を選択します。

    • 応答メッセージ
    • AI応答メッセージ
    • Messaging APIを利用したチャットボット

    の3つから選択をしていきます。

    予約システム、AIを活用したシステムなど、専門性が高いものを作りたい場合は、Messaging API利用したチャットボットを選択して作成することになります。

    ステップ4. サービス利用もしくは自作か選ぶ

    スクリプトを自作するか、外部サービスに委託するかを選びます。

    基本的に外部サービスは有料ですが、Googleの「Dialogflow」のように無料で使えるチャットボット作成サービスもあります。

    ステップ5 .導入・運用する

    LINEチャットボットを導入したら実際に運用し、ユーザーの問い合わせに回答できているか確認しましょう。

    回答できていない部分は、回答の選択肢や回答内容を改善する必要があります。

    正確に回答できていないと、リピーターとしての利用が少なくなります。

    改善していくことで、ユーザーの本当に知りたいことを回答できるようになり、リピーターを増やすことにつながるでしょう。

    LINEチャットボットを無料で作る際の注意点3つ

    LINEチャットボットを無料で作る際の注意点3つ

    LINEフリープランは、機能面に制限があります。

    以下3つの注意点を理解して、チャットボットを作りましょう。

    • 月1,000通までしか無料で送れない
    • LINEチャットボットを作って終わりにせず改善していく
    • 運用時にデータを集めることを意識する

    それぞれ解説していきます。

    無料プランは月1,000通までしか送れない

    無料プランは月1,000通までしか送れない
    LINE for Business LINE公式アカウントの運用費用は?料金プランを解説!

    フリープランは1カ月に1,000通まで無料でメッセージを送ることができます。

    同月に1,001通以上のメッセージを送るには、有料プランに切り替える必要があります。

    例えば、LINE公式アカウントのターゲットリーチが200人の場合、月に5回までであれば友だち全員に無料でメッセージを配信可能です。

    その為、比較的少人数のユーザーを対象としたサービスなど、企業にとってはお試しとして活用するのに向いています。

    比較的多数のユーザーを対象としたサービスに活用する方は、有償プランを考えるのも一つの手法でしょう。

    LINE公式アカウントの無料プランは、簡単に始めたいという方向けに用意されていると考える必要があります。

    LINEチャットボットを作って終わりにしない

    LINEチャットボットは、作ってからもメンテンナンスが必要です。

    うまく回答ができなかった場合は、ユーザーの満足度を下げてしまうからです。

    例えば、ユーザーがLINEチャットでお店の営業時間を質問した場合に、チャットボットがおすすめのメニューを回答してしまったら、ユーザーは困ってしまいます。LINEチャットボットが見当違いの回答をしたりすると、ユーザーが再度訪問することはありません。

    そのため、定期的に改善をしながら、LINEチャットボットを運用する必要があるでしょう。

    運用時にデータを集めることを意識する

    LINEチャットボットの運用を始めると、データがたまるようになります。

    そのデータを分析することでさらにユーザーが増えたり、ユーザーの世代分布がわかったりします。

    そうすることで、どのようなユーザーが商品に興味をもっているのか、分析できるようになり、次のアクションがわかるでしょう。

    データを活用することで、効果的なマーケティングや集客に活用することができます。

    まとめ:少数のメッセージ配信なら無料のLINEチャットボットが便利!

    少数のメッセージ配信なら無料のLINEチャットボットが便利!

    無料のLINEチャットボットについて、説明しました。

    LINE公式アカウントの無料プランでは、1,000通のメッセージ配信まで無料です。

    少数のメッセージ配信で十分、もしくはお試しであれば、LINEチャットボットは無料で活用することをおすすめします。

    チャットボットが気になっている方は、早速LINEチャットボットの導入を始めてみましょう。

    集客とファン化を効果的に実現
    LINEマーケティングツールKUZEN


    KUZENは、集客とファン化を効果的に実現するLINE公式アカウントの拡張ツールです。

    顧客それぞれの嗜好やタイプに合わせたセグメント配信、CRMツール等との柔軟な連携など、高度な機能を網羅。マーケティング施策の立案から効果検証、運用代行まで、継続的なサポートを行い、LINE運用を成功に導きます。